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●名護市民投票10周年の集い沖縄・辺野古の座り込みに参加して |
2月9日「名護市民投票10周年の集い」に参加するため、久しぶりに沖縄・名護市に行った。まず、辺野古の団結小屋での座り込みに参加した。そこで、ヘリ基地反対協議会・代表委員の安次富さんから、キャンプ・シュワブの鉄条網のそばの砂浜で貴重な話を聞いた。
基地建設費用・ジュゴンの歴史・基地建設の構想
「今回のアセスメント調査の費用だけで40億円、普天間の部隊3000名の兵舎建設、今ある米軍施設の移転も必要になる。膨大な金額になるだろう。」国際保護動物ジュゴンについて「明治初期に数千頭いたが、現在は五十頭にまで減っている。復帰前後にパイン畑・キビ畑を山に作り、赤土が流れ、藻場が荒らされた。定置網・刺し網で海の生き物、特に大型動物を傷つけ殺している。現在の反対運動は平和運動と環境保護運動が合体したものである。」また「(キャンプ・シュワブから)海外に派遣される前、茶色の迷彩服に着替え、コーランが流れるので派遣されるということがよくわかる」と。沖縄の基地が、イラクの戦場に直結していることがよくわかるエピソードだ。新基地構想について「大型艦船が入れる埠頭港や弾薬庫を合わせて作り、飛行場・港・弾薬庫を擁する要塞を造ろうとしている。アジアと仲良くしなければならないのに、アジア攻撃の発信基地を作ろうとしている」と厳しく指摘された。
「新基地の場所は羽田沖に」
さらに、安次富さんは、テレビの討論番組で、沖縄の基地問題について額賀防衛庁長官(当時)や小林よしのりと討論した時、問題の背後に沖縄差別があることを指摘して、次のような痛快な主張をしたことを明かした。日本を守るためにそれほど大事な基地ならば「羽田空港沖に作ればよい。東京には皇居もあり三権を司る施設もあり、富裕階層も多いのだから」と言ったところ、二人とも顔色が変わり、何も言えなかったそうだ。この番組は私も見ていたが、確かにその時、彼らは虚を突かれたようにうろたえていたのを覚えている。私も常々「日本を守るために必要」というのなら、一番大事な皇居や、霞ヶ関、永田町のある東京に持って来るべきだと思っていたので、意を強くした次第である。
今後の展望 自公政権を崩壊させよう
また、「ジュゴン保護の訴訟では米国の連邦地裁で原告が勝訴しており、韓国その他の地域では、米軍の基地建設がやりにくくなっている。グリーンピースのホームページではジュゴン裁判が紹介され、ピースボートも支援している。」今後の展望として「例えばゴア元副大統領を呼んで『環境破壊をするのか』と迫る。また、(国内では)民主党の環境派議員も視察に来ているので、それらの人々とも連携して自公政権が崩壊した時に『計画の凍結』を求めることは可能だろう。現在、水中カメラ、パッシブソナー7ヶ所の設置を止めている。これは少しでも計画の実施を遅らせる抵抗運動である。」'07年5,18の海上自衛隊「ぶんご」の出動について「戦時中、米軍の艦船が沖に姿を現した時と二重写しに見えた。西銘元知事は『参議院選挙で糸数慶子が勝利したのはぶんごが来たからだ』と述べている。」それほどの衝撃を県民に与えたということなのだろう。
そして、今後の「展望」として、安次富さんが「自公政権の崩壊後、『凍結を』求める」と述べている点は、大事な示唆を私たちに与えているだろう。昨年7月の参議院選で与野党が逆転したことによって安倍政権が崩壊し、改憲の圧力がやや弱まっていることは確かだ。これも「参議院での与野党逆転」という一つの権力移動によって、反動的な状況に一定の風穴をあけることができたからだろう。このことに私たちは自信を持ち「平和への結集・市民の風」が呼びかけているように、野党連合を望む声を大きくしていこう。
少女暴行事件を糾弾する
私たちが沖縄を発った10日の夜、少女暴行事件が起きた。繰り返される悲劇をなくすには基地の撤去しかないと改めて強く思った。後に少女が告訴を取り下げ、米兵は不起訴となって釈放されたが、「ついて行った少女も悪い」という本土の一部マスコミの報道のあり方は、問題である。大人を信頼した少女の純粋な気持ちを逆手に取り、性暴力を働くなどということは許されるものではない。沖縄の基地は沖縄だけの問題ではない。今こそ国民的な規模で、沖縄からの基地の撤退を求めていこう。
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美術展
佐藤俊男コーナー
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編集部に寄せられた感想
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「編集室から」
●今日の様々な“危機”“崩壊”“破綻”といったものの全ては、少しばかりの“民主的改良”とか、少しばかりの護憲運動、市民運動とかいった類のものでは、とても、とてもその根本的変革と止揚は無理だろう…ということは、恐らく、かなり、多くの人びとの“直感”していることだと、私は思う。だが、そうであればある程、そこから先が、限りなくむずかしい。そして、その道筋こそが私たちの今回の歴史的責務でもあると私は思う。(青)
●三月一日の朝日新聞の記事によれば、インターネットで共産党が脚光を浴びていると。委員長の派遣労働問題をめぐる国会の追求の模様が動画投稿サイトに掲載されるや、視聴回数や応援の書き込みが爆発的に増殖していると。これはインターネットの効用を思い知らされる事象ではないか。私たちもこうした取り組みは有効に使いたいものだ。
これに気をよくした共産党は、次期総選挙に向けて意気盛んとか。しかし、果たしてそうだろうか。現場での闘い無くして労働者の共感を引くことはできないのではないか。少なくとも、私たちは、国会だけの闘いではなく、これまでのように、現場での闘いをこつこつ積み上げて、労働者の生の声を聞く運動をしたいものだ。(山)
●突然、友人が上京してきたので昔の仲間と集まって久しぶりに飲んだ。聞けば末期ガンで、余命半年だという。我々は彼をおおいに励まし、語り合った。自分も「死」と向き合う年齢になったかと思う。悔いの無い人生とはなにかを考える。(幹)
●事務所への道すがら,紅梅が咲き、彼岸桜が開花しているのを、立ち止って楽しむ。いよいよ、春闘本番。サブプライム問題を震源とする世界的信用恐慌の始まりが、日本の足元を揺るがしている。にもかかわらず、日銀総裁人事でゆれる政局はと言えば、無策・無能の福田自公政権は求心力を急速に低下させつつあり、他方で、一時は政権交代への勢いのあった民主党も「大連立」問題以降は政治的精彩を欠き、共に打つ手なしのクリンチ状態。そろそろ、この国をどうするのか、についての対抗ヴィジョンを鮮明とした新しい政治勢力を、下から「押し出す」時ではないだろうか。(生) |
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