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2003/9/10

 

 9・11事件2年目の現在、ブッシュ米政権のイラク軍事占領統治は破綻した!

小泉政権のイラク派兵は見直しを迫られている!
今、チャンスだ、秋の闘いでこれを派兵をやめさせよう!


 
  アメリカという現代資本主義文明の中枢部において炸裂し、「帝国」没落の始まりを告げ、世界を震撼させたあの「9・11事件」から2年。
  夏休み明けのブッシュは、全米向けのテレビ演説で、イラク占領維持費870億ドル(約10兆2千億円)の補正予算の議会への要請と、日本・欧州諸国への「貢献」(財政支援)を求めました。これに先立ち、パウエルが、国連に米英占領軍の指揮のもとに、「国連多国籍軍」の派遣をもとめる、新「安保理決議案」提出を準備していると表明しました。
  これらは何を意味するのでしょうか。8月の米英軍によるフセイン政権転覆・軍事占領から数ヶ月。バクダット国連現地本部を対象としたこれまでにない大規模自爆攻撃 が起こり、2年前の「9・11事件」がアメリカ帝国の没落の始まりをしめしたように、イラク戦争の「大義」であった大量破壊兵器をめぐる「疑惑」に揺れる米英軍の侵略・占領統治の破綻とその崩壊の始まりをしめしました。
  ブッシュ演説から透けてみえるのは、増え続ける米兵の犠牲者、急低下しつつあるブッシュへの支持率、長引けば長引くほど増え続けるイラク戦費(過去最高といわれる4800億ドルもの財政赤字が膨らんでゆく)による米経済への打撃、「新中東和平構想」破綻を背景に、事実上のイラクへの先制攻撃戦争と軍事占領の破綻表明である。
 遠からずブッシュは、日本に財政負担を求めてくるだろう。10月ブッシュ来日の折には、北朝鮮問題とセットでこの財政支援が、日米会談の重要な中身となろう。
  もしブッシュが他国に軍事占領のための戦費の財政支援を求め、いまさら国連多国籍軍の復興支援をいうのであれば、まずイラク占領の破綻と誤りを認めて謝罪し、イラクから米英占領軍を即時に撤退させ、イラクをイラク民衆の自治に任せることが先であろう。

 いずれにしても、史上最強の世界帝国アメリカは、「力の論理による世界のアメリカ化」の野望のもとに、アフガンからイラクへ、先制攻撃戦略による侵略・殺戮・破壊の侵略戦争を行った。この蛮行によって、 ブッシュはアラブ・中東のイスラム世界全体を敵にし、米帝とこれに追随するものに対する不信と怒り・憎悪と報復の連鎖するこれら民衆の「聖戦」の扉を開け、そこで立ち往生している。これが「9・11」以後2年目の現在の戦慄すべき事態の進展です。
  このことは、ブッシュのイラク戦争を無条件に支持し、自衛隊のイラク派兵を強行しようとする小泉政権を直撃し、今秋派兵の計画は吹き飛び、年内派兵は見送られ、今後の状況如何ではその見直しも必至になっています。わたしたちにとって、自衛隊派兵をやめさせる、チャンスといえます。
  折から、自民党総裁選がスタートし、4人の候補者の論戦が始まった。派閥構造が壊れ、戦後の自民党構造が、確実に壊れ,溶けつつあるといえます。10月初めの自由党・民主党の合併、日本共産党の11月「綱領改定」大会、そして総選挙。
  めまぐるしい今秋の政治再編過程始まり。わたしたちは、9・13,9・27の国際大行動に続けて、「イラクは戦場だ、行くな!行かせるな!11・9集会」を、日米反戦兵士とともに、開きます。ともにこれら一連の闘いの成功のため、力を合わせよう!