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2001/10/16

 

母子で考えるテロル、戦争、そして平和
   ・・テロから得たもの・・ 

広瀬 直子  

 アメリカの傲慢さの象徴であるかのような世界貿易センタービルが崩壊して、ひと月になる。土砂とガレキの下には、まだ5000人近い人々が埋もれたままだという。
 タリバンへの報復戦争、とアメリカがアフガニスタンへの爆撃を始めて6日。地雷撤去活動の拠点が爆破されて4人が死亡など民間人の犠牲者も出始めている。こちらもガレキの山と死傷者だ。にもかかわらずブッシュもタリバンも闘い続けるという。「愚かな指導者は愚かな結末しか用意できない」とはよく言ったものだと暗澹たる思いだ。
「ニューズウィーク」10月17日号より

 アメリカへのテロをキッカケに、私と息子たちは、テロを初め実に多くの事柄について語り合ってきた。3人の高校生の目や言葉は素直だ。
 なぜ、アメリカが標的になったのか。ビンラディンが首謀者なのか。日本はアメリカの同盟国か、属国か。毎日流される情報は信用できるのか。自衛隊の派遣は憲法違反ではないのか。自衛隊の存在そのものがおかしい。アフガニスタンの地雷にロシアは責任を持つべきではないのか。小泉さんは憲法を守りたいと考えてないのじゃないか。すごく軽率な人じゃないか。アフガニスタンの子供たち、難民はどうなるのか。政治家は想像力が乏しいのではないか。アメリカが正義なんてことはない。日本はどうなるのだろう・・・。
 彼らは、テロ憎しの余り、問題の本質が忘れられるのを恐ろしいと思っている。戦争もテロも人を殺すということでは同じだ。絶対にやってはいけない、と確信している。何が何でも自衛隊を出したい政府に強い不信感をもっている。いつの間にか、たくましく成長していた我が子を発見したひと月になった。
 10月8日、「報復戦争反対!日本の戦争協力反対!埼玉緊急行動」のデモに参加した。デモ行進時には雨も上がり、200名の参加者は、「報復戦争反対」等を訴えた。私も、子供たちの分まで声を上げた。           (10月13日)