2001年6月21日


個人結集原則を明確にし、マルクス的『協同原理』による革命構想と
新 しい「党」をめざし、第二期へ━━

――共産主義協議会・未来第三回総会の報告

共同コミュニケ

今 春より『未来』紙上において、共産主義協議会・未来(コム・未来)の二年目を目処とする今後の方向をめぐる論争を公開し、この集約としての総会が開かれることも明らかとしてきました。予告通り、六月三日に私たちはコム・未来第三回総会を持ちました。

第 三回総会は、今後の進路をめぐって激論がありましたが、多数・少数の「採決による決定」という方法をとらず、一定の党的政治組織への移行を展望して、個人結集原則によるコム・未来の第二期への継続の道を進む(事務局長案)ものと、「個々人・諸グループ」の「ゆるやかな協議会」への改組を願う(対抗決議案)ものが、最終的には一定の了解のもとで、それぞれの道を歩むことを満場一致で決定しました。

従 って、こうした総会決定によって、共産主義協議会・未来は、第二期へ継続されます。

と 同時に、別の形態でその志を実現されようとするものの活動もまた認め合います。
こ こに、総会決定にもとずき、対立した双方の合意による「共同コミュニケ」を公的なものとして発表し、これをもって総会報告とします。

公表にあたって、全国の読者・友人のみなさんに、これ まで通り、御同行と御協力をお願いします。

(コム・未来 全国調・第一回運営委員会)


第三回総会議長 仲村 実
〃 山田 宏
事 務 局 長 生田あい

(一)


わ たしたちは、去る六月三日に「共産主義協議会・未来」(略称コム・未来)の第三回総会を持ちました。

今 総会の中心議題は、「発足の共同宣言」に明記した「二年間を目処として」としたその節目にあたって「共産主義協議会・未来」が今後いかなる方向に進むべきかについて決定することでした。
と りわけ、その方向をめぐる論争の過程で、内部に生まれた対立と分岐の性格を明らかにし、その分岐の解決方向を見つけだしていくことが求められていました。

(二)

総会は、公正を期して、相対立する二つの議案を提出した双方より一人づつ推薦された二名の議長を選出し開始されました。
 冒 頭、生田事務局長より、有資格会員数、委任状数が報告されました。議長による、総会成立確認の後、議事録の補強としてテープ録音を使うか否かの問題、個人に対する委任状が有効か否か、および誰が会員であるのか総会の場で明らかにしてほしいという要望をめぐって、総会の運営上の論争が生じました。個人委任については、事務局長より委任者名の紹介が行なわれました。会員の公開問題については、明らかにすべきという意見とそれに反対する意見とで一致できませんでした。討議のすえ、議長集約として、テープ録音については「今総会はテープ録音をおこない、今後については継続審議事項とする」、個人委任については「認める」との提案がされ、確認されました。

 続 いて議案提起の冒頭で、東賢治氏から共同紙『未来』に掲載された「6 月総会以降に向けての提案」と題した氏の文章に関し、「(1 )私の『提案』は一会員の『意見』であり、『議案』でないことを確認すること。(2 )伊藤氏が、私の文書の性格をねつ造したことにつき、事実をはっきりさせて、謝罪すること」という要求と動議が提出されました。東氏の(2 )の件に対して伊藤氏から事実経過の説明と指摘されているような捏造の意図はなかったとの表明がありました。討議の後、東氏の文章が、議案でないことを確認し、議案の提案にはいりました。
 第三回総会に提出された議案は、あらかじめ提案されていた生田事務局長案と伊藤事務局員案の二つと、当日提案された二つの決議案と二つの要求案でした。それら全てを含めた討論となりました。以下のとおりです。

 あらかじめ提案されていたのは、「発足の性格・目標を再確認し、個人結集原則を明確にし、マルクス的『協同原理』による革命構想と『党』を目指し、第二期へ」生田事務局長議案、「6 ・3 総会への方針」伊藤事務局員議案です。当日提案されたのは、「『コム・未来』の組織の性格及び機関、運営に関する決議案」富田、清野、飯島の三名連記提案、「『会則』と『発足の共同声明』に関する決議案」津村洋提案、「原稿握りつぶしなどの行為の自己批判を要求する」「『未来』への東、生田両氏文書同封の自己批判を要求する」阿部治正要求案です。
 議案、決議案、要求案討議の中で、生田事務局長より、事実経過の説明と指摘されているような原稿の握りつぶしの事実はないこと、東問題での自己批判要求は本末転倒であるとの表明がありました。討 議の集約の段階で、伊藤氏自身の発言によって伊藤議案が取り下げられ、当日提案された決議案「『コム・未来』の組織の性格及び機関、運営に関する決議案」富田、清野、飯島の3 名連記の提案を支持するとの表明がありました。
 

 こうして討議は、事務局長案と3 名連記の決議案をめぐる議長集約の段階に至りました。そこで総会に出席した会員より、「採択はその結果いかんに関わらず、採択後も一緒にやっていくという前提があって意味を持つ。採択の結果、少数派となった場合でも一緒にやっていく用意があるのか。その気がないなら採択などおこなわず、それぞれの道を進むのが賢明ではないか」と、議事進行上の緊急動議が出されました。この緊急動議を受け入れる形で、3 名連記提案者の飯島氏より「相談したいので休憩にしてほしい」との要望が出され、議長がこの要望を受け入れ休憩に入りました。

 休憩後、3 名連記決議案提案者の飯島氏が代表して「決議案を提案しながら、矛盾しているが、先ほどの提案者の動議『採択しない』方向での議長集約を全参加者で確認してもらいたい」との最終的意向が明らかにされました。この飯島氏の表明を受けて、議長は「採決をせずそれぞれの道を進むこと、将来に向けて協力・協働を追求することを参加者で確認をしたい」との提案を行ない、総会全出席者はこれに同意しました。

(三)


こうして第三回総会は、これまでの総括と今後の進路をめぐって激論がありましたが、多数、少数の「採択による決定」という方法をとらず、それぞれの道を歩むことを満場一致で決定しました。
 総会は、こうした決定を実行していく際に生じる諸々の事後処理上の実務的問題について、第三回総会議長と事務局長にその処理方を委任しました。

(四)


最後になりましたが、全国の会員、協力者、支持者、友人のみなさまに、「コム・未来」内部における意見対立を、今回の総会では残念ながら即座直接には楊棄していくことが出来なかったことをお詫びしなければなりません。
 わたしたちは、第三回総会の決定と総意を大切にして、コム・未来発足の志をもってそれぞれの道を確信をもって、進んで行きます。

 わたしたちは、互いにその活動を妨害しあわず、実践の中でそれぞれの方向を自ら試し、可能な領域において協働を追求し、新たな共産主義運動と革命の大道において再会したいと願うものです。以上をもって「共産主義協議会・未来」(略称コム・未来)の第三回総会の報告と致します。

二〇〇一年六月二十一日